ブロック大会実行委員会 委員長:城戸口 政好
1997年にブロック大会高畠大会を開催してから、23年という月日が経ちました。明るい豊かな社会の実現に向け様々な困難を乗り越え、この長い年月を強く、熱い想いで繋いでくれた諸先輩方の意思を受け継ぎ、第53回山形ブロック大会高畠大会が開催されます。その想いを託され受け継いだ我々は、さらに地域の人達に必要とされる団体になるべく一致団結し、まちの活性化や郷土愛を育むと共に、メンバー個々の成長に繋がる大会にしていかなければなりません。
まずは、山形県や我々の住む地域にとって実り多い有益な大会にするために、ブロック大会運営委員会と話し合う機会を多く設け、連携の強化や意識の共有を図り、共に大会を成功に導くための理念を確立していきます。そして、置賜地域に住む人たちにまほろばの里たかはたが県内外に誇れる食の魅力や、これまでまちやひとを支えてきた文化の素晴らしさを再認識してもらうと共に、県内各地より持ち寄ってもらった名産品を各青年会議所が一丸となり発信していくことで、山形県内にあるたくさんの魅力を参加者の皆様に知ってもらう機会を作ります。さらに大懇親会では、高畠青年会議所らしさを遺憾なく発揮しながら、山形ブロック大会高畠大会を締めくくるのに相応しい設えをし、参加して頂いた県内青年会議所の皆様に、青年会議所という団体をより好きになってもらうと共に、高畠青年会議所メンバーとの交流もさらに深めてもらいながら、山形ブロック全体の輪も強く、堅いものにしていきます。
このブロック大会高畠大会を主管し、地域益をもたらせるのは一時的な事なのかもしれませんが、まちやひとを変えていくという信念を持って運動を展開してきた先輩諸兄の「想い」を受け継ぎ、高畠青年会議所の力を信じ、大会成功という一つの目標に向かい、メンバー全員で一丸となって勇往邁進していくことで、たかはたの未来はより明るく輝くものとなり、次世代を担う若者達が安心して笑顔で過ごせるまちを実現していきます。
まちづくり委員会 委員長:安部 純一
我々が住むこのたかはたは、諸先輩方の活動のご尽力により、平成31年に実施された町民対象の「第6次高畠町総合計画策定に向けたアンケート」の結果において、「住みよいまち」「住み続けたいまち」「このまちが好き」の3項目で、好評価が占める割合は、70%以上であるという実績が出ております。このような良い傾向がある中でも、少子高齢化が年を追うごとに進んでおり、町の人々の帰属意識を向上させるため一歩ずつ進んでいかなくてはなりません。
まずは、先輩諸兄が42年間受け継がれてきたまちを発展させたいという「想い」を継承し、明るい豊かな社会が真実になるための一助となるべく、町民憲章にある、「一つ、郷土を愛し若い力を伸ばし、希望のあるまちをつくります」の部分を目的にする、まちづくりを目指します。そして、「魅力的で町民に愛されるまちづくり」を目指す活動こそ、高畠町の明るい未来の源であり、我々の委員会の目的です。さらに、具体的な状態目標は、私たちのまちに住むことに「ほんのすこしの幸せ」を感じる体験を創出することです。この想いを源流に、今年度は食育を通した高畠JC魅力満載レストランを開催します。また、たかはたの特産品などを使った食事会を、地域で活躍している企業の協力も得ながら、家族や一般の方でも参加できる事業構築を行うことで、親子でたかはたの魅力に触れまちに好感を持ってもらう機会を創出します。
高畠青年会議所が、まちの人々に対し「住みたいまちの姿」を提供することは、高畠町の「明るい豊かな社会」を実現し、人口流出の減少に繋がり、未来のある子どもには「まちが好きになる思い出」を提供し、親世代は「地域が協力して子育てを応援する姿勢」に共感を得て、美味しい食事を楽しみながら、地域が互いに支え合っているという小さな幸せを創出することで、町を愛する住人が少なからず増えていき、魅力あるまちづくりへ大きく前進していきます。
ひとづくり委員会 委員長:渡部 健志
昨今、高畠は人口減少という最大の壁にぶつかっており、2040年には高畠の人口が6,685人の減少と推計されています。さらに、社会の科学技術の進展により生活様式が大きく変り、子どもの生活全体にも変化が出ています。子どもが外で運動する機会が減り、室内で簡単に遊ぶ事ができるゲームやSNSに魅力を感じる子どもが増え、日常的な身体運動が減少しています。そこで、子どもたちが社会性を持った大人になるために、人を思いやる心を持ち、町全体を盛り上げて、町に根付くようなひとづくり事業が必要です。
まずは、スポーツを通して『ひとづくり』をします。私たちが住むまちはスポーツ少年団員が減少しています。これは少子化の影響だけではなく、ゲームやSNSに魅力を感じる子どもが増えているのではないかと感じます。そして本年も、高畠JCバスケットボール杯を開催します。スポーツの魅力を体感できる機会を設け、さらに見ている子どもたちにもその場の臨場感を共感してもらうことで、チームワークの素晴らしさやお互いを称え合う心、夢を諦めない心などスポーツの魅力を伝えていき、スポーツ人口の増加に繋がるような大会を目的とします。さらに子どもたちを笑顔にするために、児童養護施設「興望館」の子どもたちとの交流で、非日常を感じられる楽しい事業を、大人と子どもが一緒になって取り組むことで一体感が生まれ、達成した際の感動や楽しさを共有することができ、参加した児童の思い出に一生残るような事業を構築し、子どもたちとの交流を通した『ひとづくり』をします。
私たちは、人口減少は食い止めることができないが、スポーツや子どもたちとの交流を通して、高畠に誇りや愛着を持つ事業を展開することで、町外への人口流出の緩和に繋がり、町に根付くような『ひとづくり』が、魅力と活気があふれる『まちづくり』に繋がることで、人口減少を食い止める一助になることを信じ勇往邁進していきます。
総務委員会 委員長:中川 哲志
昨今、インターネットの普及と各個人が持つ端末の発達に伴い、情報経路が急速に進化を続けています。一方で地域によっては高齢化が進み、情報経路の多様化が求められ、単一的な手段では情報の共有が難しくなっています。各組織が対応を迫られるなか、まさに青年会議所もその課題に直面しています。我々は、結の精神で紡いだ42年間の伝統へ敬意を払い、変化を恐れず、柔軟に情報を発信、取得できる組織へ成長することが必要です。
まずは、JC運動に対する我々の「想い」を広く発信するため、各委員会及び事務局と密接に連携しながら、各事業との相互作用にて既存のコンテンツであるSNSとホームページの運用を見直し、加えて時代に即した新規コンテンツを柔軟に追加し、相対的な対外発信力を強化します。そして、ブロック大会主管をはじめとする各事業の正確な期日や趣旨をまちの人々へ届けるため、SNSによる動画を使用した明瞭で親しみのあるコミュニケーションを充実させます。さらに、情報経路の多様化に対応できない高齢者及び児童等を取り残さないため、紙媒体による情報発信を適切なタイミングで行います。また、結の精神を紡いできた先輩に敬意と感謝の「想い」を届けるため、卒業式を執り行います。上記を含む青年会議所全事業を成功へ導くため、各種資料整備のサポートを行う立場を明確にし、各委員会との連携のもと活発な意見が飛び交う質の高い会議の進行をしていきます。
諸先輩たちが不断の努力により築いてきた伝統のもと結束し、変化を恐れず進化する青年会議所と、発展の素養を多分に含む我々の暮らす調和のあるまちとが、洗練された対外発信のもとで強固に結びつくことで、魅力あるJC運動を通して「想い」を共有し、常に目的に向かって勇往邁進する青年会議所の賛同者が増え、連綿と受け継がれるバトンが次世代にわたり、我々と地域の両輪が持続可能な成長を続け、明るく豊かな社会を実現します。
事務局長:佐藤 友和
青年会議所発足から42年目を迎え、諸先輩方のたゆまぬ努力により青年会議所は、歩みを止めることなく、まちの発展へ寄与してきました。8年前に解散の危機を迎えながらも奇跡的な会員拡大に成功し、その後も順調な成長を遂げ、県内に誇るべき青年会議所となりました。歩みを止めることなく、本年度は1997年以来2度目の山形ブロック大会高畠大会を主管します。我々はまちと共に成長し、この大きな事業に勇往邁進する必要があります。
まずは、円滑な事務運営を行うため、専務理事の下、総務委員会、会計理事と密に連携を図り、一体感のある事務局を構築します。そして、メンバーの貴重な資産を効果的に活用し、全員参加型の事業を構築するため、予算の費用対効果を十分に検討し、様々な個性を持ったメンバーの活発な意見が飛び交う諸会議の円滑な運営を行います。さらに、各事業や諸会議の正確な情報を伝達するため、情報経路の多様化に対応した連絡系統の拡充を図ります。また、メンバーの意識向上を図り、積極的にJC活動に対する参加推進を行うため、各種総会、例会をとどこおり無く執り行うことでJC活動の歴史と伝統、かつ青年会議所の想いをメンバー全員と共有します。そして、諸先輩方が守り抜いた想いのバトンを次世代に継承するため、会員数が回復傾向にある現在を契機ととらえ、山形ブロック協議会と密な連携の下、拡大事業を通してメンバー全員の会員拡大に対する意識改革を行います。一年間の活動を通して拡大に対する意識が一人ひとり改革され、青年会議所の賛同者を増やし続ける事で積極的かつ継続的に地域住民に寄り添える活動を届けます。
高畠町の人々が、まちづくりに対する参画意識が向上し、個性的なメンバーが一丸となり健全で円滑な諸会議の運営の下で、創造される各種事業がまちと我々を繋ぎ、共に明るい未来へ挑戦することで「明るい豊かな社会」を実現します。