【BCPとは】事業継続計画の略称で、 地震をはじめとする大規模な災害や新型インフルエンザの感染症流行等の危機発生への 「企業の危機管理対策計画作成及び準備」を指します。自治体も取り組み始めています。
1.1 方針
山形大光株式会社は、緊急時における重要事業継続の計画を作成し、また教育・訓練を通じ維持、
見直しを行い顧客より「継続的、安定的な製品の供給がシステムとして確立されている」との評価を得られる会社を目指す。
1.2 目的
事業継続計画(BCP)の構築により「顧客満足の向上」をはかり「緊急事態への準備体制の確立」を目的とする。
1.3 範囲
事業継続計画(BCP)の対象範囲は、山形大光株式会社の本社工場とする。
1.4 事業継続計画書の位置づけ
事業継続計画書(BCP)は環境ISOの「YE-4701 緊急事態対応関連規定」の
マネージメントシステム内に位置付けられ、本手順書で緊急事態時の対応手順を明確に定める。
1.5 頻出用語の整理
@ 中核事業:
「中核事業」とは、山形大光として収益性、将来性を踏まえ、重要と位置づける事業である。
A 優先事業:
「優先事業」とは、災害に見舞われ、継続・復旧する際に、優先的に継続・復旧する業務である。
B 事業継続計画(BCP):
「事業継続計画(BCP)」とは、いかなる災害・事件・事故の状況に見舞われても、
それぞれの担当において日常行っている業務の中断により、ビジネス的影響や社会的混乱を最
小限にとどめる為に、優先的に対応するべき業務継続する方法、事前に準備し、あらかじめ決
められた目標の時間までに再開する為の行動を 手順レベルまで整理したものである。
C 目標復旧時間(RTO):
「目標復旧時間(RTO)」とは、重要事業ごとにあらかじめ決められた目標の時間までに再開す
る為の時間である。
D 戦略:
「戦略」とは、「優先事業」を「目標復旧時間(RTO)内にどうやって継続・復旧するのか検討さ
れた方法である。
E 対策:
「対策」とは、継続・復旧する為に検討した方法(戦略)を実行する為の具体的な準備、手段で
ある。